サウスアメリカ(南米) 世界遺産

ギアナ高地は「失われた世界」なのか?/ ベネズエラ

投稿日:05/05/2017 更新日:

南米北東部、カリブ海に接したベネズエラ 

アクセスに手間と時間がかかり、治安がお世辞にも良くありません。

訪れる勇気と冒険心を持った方だけにオススメします。 

あなたが手間・ヒマをかけて、リスクを負った分、日常では感じることのない驚きと感動を保証します。

ギアナ高地は世界最後の秘境!

ギアナ高地は日本の1.5倍も広い高地帯であり、シャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルの「失われた世界(THE LOST WORLD)」の舞台ともなりました。 

そこ(別名:ギアナ楯状地)は南米大陸北東部の6ヶ国にまたがり、17億年ほど前の先カンブリア時代に形成されました。 その中央にあるカナイマ国立公園世界遺産にもなっており、面積約3万㎢で、日本の中国地方とほぼ同じ大きさ。 

地質学的には、かつては1つだったゴンドワナ大陸プレートテクトニクスで、長い年月をかけて次第に分裂し、現在の大陸の姿になったのだそうです。 

「ゴンドワナ大陸」、「プレートテクトニクス」とか、今は高校の地学で軽く触れるのかもしれません。ちなみに、私は大学生になってようやく一般教養で学び、この「大陸移動説」には大きな衝撃を受けた記憶があります。

なお、ギアナ高地は大陸移動の回転軸にあたり、ゴンドワナ大陸移動時からほとんど移動していないのだそうです。 そのため、地球太古の記憶を今に留めていて、まさしく、太古の地球が作りあげたロマンと言えるでしょう。

世界一の落差~エンジェルフォール!

ギアナ高地には、ほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンが100以上も存在すると言われています。

数あるテーブルマウンテンの中でも、標高約2,560mのアウヤン・テプイ(先住民の言葉で悪魔の山)には、落差979mもの世界最長の瀑布(滝)エンジェルフォールがあります。

確かに、滝は1つしかありませんが、落差があまりにも大きすぎるのです。断崖の縁から落ちる水流は地表に落ちるまでに霧状に。もちろん、滝直下の地表には滝つぼなんて存在しません。想像をはるかに超えるスケールでの大自然を前にすると、言葉なんか無意味で出てこないものなんですね。

さて、その名の由来は、angel(妖精)とは無関係で、1936年、機上から偶然この滝を発見したアメリカの冒険家ジミー・エンジェルの名にちなんでいるのだそうです。 

ちなみに、遊覧飛行や滝の下のライメ展望台まで行くパッケージツアーなどもあります。うまく利用して、ぜひエンジェルフォールのド迫力の光景を堪能して下さい。

独自の生態系!

ほぼ垂直の絶壁で隔絶されたテーブルマウンテンの上部は、まさに陸の孤島。

岩だらけの世界で生物は独自の進化を遂げ、原始的なカエルや食虫植物など、多くの固有種が特異な生態系を形作っています。発見された生物の80%近くは固有種とも。異種が多い鳥類や昆虫類は、今も全容解明に至っていません。

また、テーブルマウンテンの1つ、サリサリニャーマには8つの大穴が空いていて、最大のものは直径・深さとも350mもあるんだとか・・・

ギアナ高地には世界最後の秘境が広がっています。

なお、ギアナ高地のベストシーズンは目的によって違ってきます。12月~4月が乾季、雨季は6月~11月です。

・遊覧飛行目的:乾季(12月~4月)

・エンジェルフォール目的:雨季(6月~11月)

雨が降らないと、どうしてもエンジェルフォールの迫力が落ちてしまいます。

訪れる目的はさまざまでしょうが、ご自身にあった時期に出かけてみてはいかがでしょうか。

ギアナ高地へのアクセス

日本から南米への直行便はないため、いったんアメリカ(アトランタ/ マイアミ等)を経由し、ベネズエラの首都カラカスのシモン・ボリバル空港へ。

さらに、そこからプエルト・オルダスかシウダー・ボリーバルまで飛行機で移動。

できれば、現地のツアーへの参加をオススメします。

なお、移動時間はほぼ24時間。





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