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異様だがリトアニアの歴史を刻む十字架の丘!/ リトアニア

投稿日:11/06/2017 更新日:

 

「リトアニア」と聞いて、それがどこにあるかを直ぐに当てられる方は少ないはず。

分からないからと言って、全く悲観する必要はありません。「バルト三国」とまとめて呼ばれているバルト海に面した小国(地図上はポーランドの隣)です。旧ソ連から1991年に独立(同年、旧ソ連は崩壊)したという歴史をもちます。

十字架の丘~リトアニアの聖なる地!

ラトビアとの国境近くの街シャウレイからバスに乗り、少しだけ北上。

バスを降り、草原風景の中を歩いて行くと、ゆっくりとその姿が見えてきます。

何とも神聖な雰囲気をかもし出すこの場所は、「十字架の丘」と呼ばれています(墓地ではないので怖くはありません)。

一説によると、1830年のロシア帝国の支配への抵抗運動で、亡くなった遺族がここに十字架を置いたのが始まりだと言われています。ソ連支配下に移ってからも、犠牲者の弔いで十字架がどんどん増えていきました。

自由、平和、信仰など、さまざまな思いで持ち込まれ、何度も破壊されましたが、その度に誰かが再びこの地に持ってくる。それを延々と繰り返して、十字架の丘ができあがったのです。

丘に増え続ける十字架!

人間ですから、どうしても十字架の数は一体、何体置かれているのだろう?と気になってしまいます。ですが、あまりに膨大すぎて、数える勇気もなく、諦めるしかありませんでした。

あるガイドブックには、十字架の数はなんと10万本以上にも及ぶとの記載もありました。

驚いたのは、大小さまざまな十字架がここに持ち込まれていたことです。例えば、小さな十字架が大きな十字架にかけられていたり、木製のもの、願いの文字が書かれているもの、ハートや写真、花があしらわれているものなど本当にさまざまです。見渡す限り、丘の一面が十字架で覆い尽くされていました。

なお、この十字架の丘は2008年、世界無形文化遺産に登録され、時のローマ法王が訪れたことでも有名になりましたね。

実際、私が訪ねた時も、偶然、男性が必死に地面を掘っている場面に出くわしました。まさに、これから十字架を掲げようとしていたのです。掲げようとしていたのは、比較的大きなサイズの十字架。何を願い、祈ろうとしたのかはわかりまんでしたが、穴の深さが十分か調べるため、何度も持ち上げていました。

今日もまた十字架が増える、現在進行形の世界遺産の代表です。

十字架を置いていくこともできる!

この丘はどの管轄下にもないため、出入りはもちろん、自由に十字架を置いていくことができます。

もし、十字架を持っていれば(そんな日本人はほとんどいないはず)そのまま丘に残していきたいもの。でも、持っていなくても、丘の手前のインフォメーション近くの土産物屋で十字架を買うのももちろんありです。十字架の材質やサイズなど、いろいろ選べるようになっています。

ちなみに、私はちっちゃな十字架を買って残してきました。信じる宗教は別として、この丘に祈りや願いをかけて、十字架を残していくのもいいかもしれません。

最後に

はたから見れば、この丘は十字架だらけの異様な光景です。

丘の高い位置まで階段を上って行けますが、そこから見下ろす十字架群も他では見ることのできません。異様で不可思議なのに、見る人がどういうわけか心動かされてしまう絶景をぜひ見に行ってみてください。 

十字架の丘へのアクセス

日本からヴィリニュス国際空港までの直行便はなく、モスクワ、ヘルシンキ経由で約15時間。

そこからヴィリニュス中心部まで電車で約10分。

ヴィリニュス中央駅から電車でシャウレイ駅下車(約2時間30分)。

さらに、タクシー、もしくはJONISKIS行きのバスで最寄りのDOMANTAI(ドマンタイ)まで約10分。





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